コラム
Column子どものむし歯予防にはフッ素とシーラント！一生むし歯にならないためには
皆さんこんにちは。
清田の森歯科です。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯菌はいません。
子どもの歯は、「大人の歯よりもむし歯になりやすく、進行も早い」ことが特徴ですが、一生むし歯にならないようにすることはできるのでしょうか。
毎日の歯磨きやよく噛んで食べることも大切ですが、子どものむし歯の予防方法として有効といえるのが「フッ素塗布」と「シーラント」です。
一生むし歯にならないために、どのようなことに気を付けて予防を行っていけばいいのか、順番に見てきましょう。
一生むし歯にならないために気を付けたいこと
むし歯はむし歯菌による病気の一種です。もし、お口の中にむし歯菌が入ったとしても、むし歯菌の活動を抑えることで長い間むし歯のないお口を作ることもできます。
むし歯にならないために、子どもでもできることはこちらです。
- 唾液をたくさん出すために舌を動かす
- 水分補給を行う
- よく噛んで食べる
- 食後は歯磨きを行う
- ダラダラと長時間食べたり飲んだりしない
- 歯医者で定期検診を受ける
- フッ素塗布で歯の再石灰化や歯質の強化を行う
- シーラントで奥歯の磨きにくいところをなくす、など
一生むし歯のないお口を目指すなら、どの項目も欠かさずに行いたいものです。
フッ素塗布とは？
フッ素塗布とは、高濃度のフッ素が配合されたジェルを歯の表面に塗る処置です。
歯医者で使うフッ素と、市販のフッ素入りのケア用品ではフッ素の濃度が異なります。
フッ素は、「歯の再石灰化作用を促す」だけではなく、「虫歯菌の活動を抑制」したり、「歯質を強化」したりする作用が期待できる物質です。
それを直接、歯に作用させることができるフッ素塗布は、非常に高いむし歯予防効果を発揮します。
定期検診の際にフッ素を塗り、ご自宅に戻ってからはフッ素入りの歯磨き粉も活用すると心強いむし歯の予防法になります。
フッ素を塗った、フッ素入りの歯磨き粉だからと安心せずに、丁寧に歯磨きを行ってください。
また、フッ素は一度塗ったら終わりではなく、定期的に塗ることをおすすめします。
シーラントってなに？
シーラントというのは、主に子どものむし歯予防で行われる歯科処置です。
奥歯は歯磨きが行き届きにくい場所なので、奥歯の複雑な溝を「歯科用プラスチックで埋めて滑らかに」します。
歯の表面がツルツルになると、汚れがたまりにくくなりますよね。
その結果、「清掃性が高まりむし歯のリスクも大きく減少」するのです。
シーラントを充填してしまえば、親御さまによる仕上げ磨きも楽になりますよ。
フッ素塗布もシーラントも気軽に受けられる簡便な処置
フッ素塗布もシーラントも、処置自体はとてもシンプルです。
歯を削ることもなければ、麻酔を打つ必要もありません。
「気付いたら終わっている」ような簡便な処置なので、歯科治療に不安があるお子さまでも安心して受けることができます。
まとめ
このように、子どものむし歯をしっかりと予防したいのであれば、食生活の見直しや食べ方の改善など、いろいろと行えることがあります。
日々の歯磨き、仕上げ磨きを頑張るだけではなく、「フッ素塗布やシーラントといったプロフェッショナルケア」も定期的に受けていきましょう。
札幌市清田区の歯医者「清田の森歯科」では、お子さまのむし歯予防を全力でサポートいたします。
歯磨きや仕上げ磨きのコツなどもアドバイスいたしますので、お子さまのお口のケアでお悩みの保護者の方は受診時にご相談ください。
